2004年7月24・25日 九頭竜・自然樂校2004「夏の講座」 栗田World編

福井県和泉村で毎年開催されてる森と湖のキャンプに参加してきました。
オフィシャルイベントレポートは下記にUPされてます。
http://www.ourlife.jp/index.html
流庵では栗田師匠の仕事や技にスポットを当ててレポートします。

今回の目玉はナンといってもツリーハウス!
実はイベント前にTV番組用に製作されたものですがスゴイものでした。
写真は対岸からの撮影。

ロープが渡してありますが、滑車を付けて対岸まで滑り降りるようになってます。
私もやってみました。
水面からは高さ7mくらいあるのでかなり怖いです。
勇気を振り絞って「ウリャー!」
真ん中あたりで手を放してザブーンとダイビング。
キモチ良かったです。


ツリーハウスの全貌です。
昨年暮れに九州亀島でツリーハウス作りのお手伝いしましたが全く違うものでした。
これがホントのツリーハウスですよね。

鳥の巣工法とよんでるそうですが、木の枝に絡めるように床を作ってます。
まず最初に1段目の床を作りそこを足場に2段目、3段目と。
と文章で書けば簡単ですが、実際TV番組で製作風景見ましたが初めのタダの木の状態から良くできたな〜って感じです。

子供達はもちろん大喜び。
気分はトムソーヤ!
あがったりさがったり、飛びこんだりと大騒ぎ(笑

人の立ってるとこが最上階(物見台)。
高さは10mくらいでしょうか、ロープの橋を登っていきます。
しっかしホントよくこんなとこに床張れたなぁ。。。
最近は師匠が実はお猿さんだったとの噂もちらほら(笑
木登りもお猿さんのようにスイスイと登って行かれます。


ツリーハウスの名前は”樹竜庵”。
ん?じゅりゅーあん?どっかで聞いた名前だな(笑

ツリーハウスのシンボルのカービング。
流木を使って見事な竜が彫られていました。
テクニック云々より流木から竜をイメージする想像力が素晴しい!
あらためて師匠の引き出しの多さに感心です。


おまけその一

栗田師匠のカッティングテクニック

セルフビルドログ講座の場面ですが、ノッチの端にバリ(ササクレ)ができない仕上げ方法を指導されてます。

通常は材に対して直角に立ち、水色線のような形でバーを当てブラッシングしますがどうしてもバリができてしまいます。
写真のように斜めから刃先下部でブラッシングするとあら不思議全くバリがでません。
ソーチェンの回転方向・刃の逃がし方を考えてのテクニック。

もう一つのやり方は昔教えてもらった反対側から仕上げる方法。
ただこれだと仕上げのラインが見にくかったんですよね。
師匠のテクニックもドンドン進化していて恐れ入ります。

おまけその二

国明師匠のカービングテクニック

TV撮影でデモされてる様子です。
ひたすらオニューの254でフクロウ彫られていたので「カービングバー使いますか?」と聞いたところ「ええわ」との返事。
目の仕上げはどうするんだろ?と眺めていたら254の刃先でグリグリ彫って目を仕上げられました。
年輪を上手く利用して目の表現ができるんですね。

チェンソー片手に日本全国津々浦々回られてる方ですから、なかなか2台も持ち歩けず254だけで仕上げる方法を編みだされたようで。
さすがはチェンソー持たせたら芸能界一♪

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