チェンソーメンテ(吸気・排気効率を低下させない)2005年9月2日
チェンソープロショップ流庵
作業内容  :エアクリーナー清掃、排気ポートカーボン除去
備考     :
関連情報  :
注意     このぺージを参考にしてチェンソーに不具合が起こっても当方は一切責任負いません。 


これはスチール020(旧型)のエアフィルターですが、ここまで木屑を貯めてはいけません。
エアフィルターはキャブレターにゴミや木屑を入れない為の物ですが、この状態ではフィルターが詰まり、キャブレターへの空気が入りづらくなってしまいます。
この状態では吹け上がりが悪くなったり、エンジンがストールしたりします。

木屑を取り除き、フィルターに付着したチェンオイルを洗剤で洗い流すと、すっきり綺麗になりました。

最近のチェンソーはフライホイールからエアを取り込んでフィルターを汚れにくくする工夫がされてますが、定期的にチェックしましょう。

こちらはハスク357XPの排気側ですがここにカーボンが付着します。
矢印の黒い焦げつきのようなものです。
これが沢山付着すると排気効率が下がり吹けが悪くなって本来のパワーが出なくなります。

カーボンの除去
まずマフラーを外す。マフラー内にカーボンが詰まっている場合はマフラーを強い炎であぶって燃やす。 (マフラー焼き)

チェーンソーの後ろがわ(リアハンドル)をかさ上げして高くする。
ピストンを一番上まであげる。
(キャブクリーナーがシリンダー内部にながれこまないよう。)
排気ポート内にキャブクリーナーを吹き付ける
30秒ほど置いてウエスでふき取る。
頑固な焦げ付きはマイナスドライバで擦り落す。
(ピストンには絶対当てないよう。)
金属の地肌が出てくるまで噴霧、擦りの繰り返し。

ヤマハ スーパーキャブレタークリーナー/泡 500ml
使用するキャブクリーナーは泡タイプのものがベストです。
特にヤマハの製品は洗浄力抜群です。
(ただしゴム部品は侵されますので金属部品にのみ使用する事)

そもそも混合オイルを50対1のものを使用する事でカーボンの付着が少なくする事が出来ます。

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