チェンソー修理(262xpクラッチ編)2003年12月2日
不具合・症状:ハスクバーナー262xpがアイドリング時にソ-チェンが回り、キンキンと金属音がする。
原因     :クラッチスプリングが弱ってきて低い回転数でもクラッチドラムに接触している。
修理方法  :クラッチスプリングをカットする。
備考     :クラッチさえはずせれば難しい事はありません。
関連情報  :大木さんとしもヤンの以下のコンテンツを参考にさせて頂きました。ありがとうございました。
         http://www.craftech.jp/chainsaw_kai.htm
         http://www.woodylife.com/Tools/357XP/sprocket.htm         

チェンソーのクラッチは回転による遠心力によってスプリングが伸び、クラッチドラムに当たってソ-チェンが回る構造になってます。
3900回転前後でインします。
まずクラッチはずすためにピストンを固定します。

本来は専用工具使うのですが、そんな物持ってません。
パイオニアさんからスターターロープ使って固定する方法教えて頂きました。

プラグをはずしてスターターロープを少し入れます。
入れすぎるとマフラー側にでてしまい、ロープが切れてしまいます。

注意)インパクトドライバーがあればピストン固定しなくても打撃で外せます。

自動車用の十時レンチを六角に入れます。
逆ねじになってるので時計方向に回します。

結構硬くしまってるので十時レンチだと楽にはずせます。

はずれた状態。
クラッチばらした状態。
コレがクラッチスプリングです。
4巻くらいカットします。
ヤスリで傷をつけ、ラジオペンチでコネコネしてやると切断出来ます。

カットしたほうの端部をひねって輪っかに掛かるようにします。
クラッチはずしたついでにスプロケットに入ってるベアリングにグリースを塗っておきましょう。
定期的にグリース塗らないといけないようです。

後は元に戻してやるだけですが、スプリングが強くなってますので相当力が要ります。
スプリングカットする前に元に戻す練習しておいた方が良いと思います。

クラッチ戻すときは手で回した程度の固定でOKです。
ソーチェンからテンション掛かると勝手に締まりますので。

クラッチをはずせるとスプロケの交換も簡単に出来ます。
挑戦してみてください。
ただし、自己責任で。

チェンソープロショップ流庵

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