ソーチェンとバーについて -基本編-2003年12月16日
予備知識
ソーチェーンの種類についてはオレゴンのカタログご覧下さい。
http://www.oregonchain.jp
ＰＤＦ形式の電子カタログがあります。
ソーチェーン
ソーチェンには色々種類も有り初めて知る人には非常に複雑でわかりにくいと思います。
基本的には①ピッチ（刃の間隔）②ゲージ（バーの溝幅）③ドライブリンク数（長さ）の3つの要素があって、これがチェンソー本体のスプロケット、バーの溝幅、バー先端のスプロケットに適合しないと使用できません。
①のピッチについて。
ソーチェンのピッチには1/4、0.325、3/8と3種類あります。
1/4、0.325、3/8
刃は小さい→大きいの順になります。
切断面の仕上がりは細かい→荒いの順になります。
1/4で代表的な刃は25ＡＰ（オレゴンの商品番号）。
オレゴンのカタログには38ｃｃまでのエンジン、40ｃｍ（16インチ）までのバーに装着するチェーンとあります。
チェンソーカービングで好まれて使われます。
0.325では95ＶＰや21ＢＰがあります。
60ｃｃまでのエンジン、50ｃｍ（20インチ）までのバーに装着するチェーンとあります。
3/8では73Ｄがあります。
100ｃｃまでのエンジン、60ｃｍ（24インチ）までのバーに装着するチェーンとあります。
刃の間隔が広いので、木くずを掻き出す能力に優れている。
主に製材や大径木の伐採に使われます。
ホームセンタで販売されている小排気量チェンソーも大半が３／８ピッチになって
いますが使用はお薦めできません。
詳細はＱ＆Ａ編の大ちゃんの記事を参照下さい。
-Ｑ＆Ａ編-はこちら
②のゲージについて。
.50(1.3mm) .58(1.5mm) 0.63(1.6mm)の3種類があります。
.50(1.3mm) .58(1.5mm) 0.63(1.6mm)
刃の幅が狭い→広いの順になります。
刃は小さい→大きいの順になります。
基本的にはエンジン排気量（出力）と比例して決まります。
刃の幅が狭いと切断時の抵抗は少なくなります。
③のドライブリンク数
簡単に言うとチェーンの駒数です。
バーの長さによって決まります。
ソーチェーンの注文方法
チェーンソー屋さんはソーチェーンをリール（100ｍとか）で待ってい、注文すると必要な長さにカットしてループに繋いでくれます。
また、ループチェンといって最初から繋いである製品もあります。
僕のハスク262ｘｐは18インチ（45ｃｍ）バー、0.325ピッチ、.58ゲージの21ＢＰ（これはオレゴンの商品番号）、72Ｅ（72駒 Ｅはeachの略）
お店にソーチェン注文する際は21ＢＰ72Ｅといえばわかります。
刃の大きさが小～大あるのは、エンジン出力と刃のバランス取るためです。
パワーが大きいのに小さい刃では摩耗や破損等ダメージが大きくなる。
（刃の方に負担が掛かりバランスが悪い）
その分大きい形にしてしっかりとエンジン出力を受け止める。
逆にパワーが小さいのに大きい刃ではエンジンの方に負担掛かってしまいます。
目立てヤスリの太さ
| 適用チェーンタイプ | 直径(インチ) |
| 25AP,25F,91VS/VG/VJ/F/R | 4.0mm(5/32") |
| 90SG,33・34・35LG | 4.5mm |
| 20・21・22BP/LP,95VP,72・73・75DG | 4.8mm(3/16") |
| 16H,18H,58・59L,26,26P,27P,59AC,72・73・75D/DP/LG/LP | 5.5mm(7/32") |
ガイドバー
大きく分けてハードノーズとスプロケットノーズの二種類があります。
ハードノーズ
バー先端にスプロケット（滑車）がなく、ステライトという硬い金属が溶接されたバーです。
スプロケットノーズ
バー先端にスプロケット（滑車）が入ったバー。
スプロケットノーズが交換可能なものが有る。
ハードノーズとスプロケットノーズの違いはーＱ&Ａ編-大ちゃんの記事参考下さい。
-Ｑ＆Ａ編-はこちら
ガイドバーの選び方
①ゲージ幅とチェーンピッチ（スプロケットバーのみ）適合してるか？
②チェーンオイルの穴が一致するか？
③固定ボルトに入るか？
上記チェックが必要ですが、バーメーカーの方で適合チェンソーを指定していますので、間違いないようご確認下さい。
参照
本文はパイオニアさんのＨＰ・掲示板で教えて頂いた事を参考にしております。
パイオニアさんのＨＰ
http://www9.wind.ne.jp/ken3/index.html