チェンソー修理(262xpオイルポンプ編)2004年1月5日
不具合・症状:ハスクバーナー262xpのチェンオイルの出が悪い。
原因     :オイルタンクから吐出口までの経路のどこかにつまりがある。
修理方法  :オイルポンプ分解清掃。
備考     :クラッチさえはずせれば難しい事はありません。
関連情報  :このコンテンツ作成にあたってはパイオニアさんから多くのアドバイス頂きました。 ありがとうございました。
          パイオニアさんのHP  http://www9.wind.ne.jp/ken3/index.html

オイルが吐出口から出てバーに回らない原因というのは

@オイルポンプの性能が劣化している。

Aバーのオイル導入穴と吐出口がズレている。

B吐出口より出ているがバーの穴に行く前に下に垂れてしまっている。
 あるいはバーの破損(摩耗)部分から逃げている。

Cバーの穴が木くず等のゴミで詰まっている。

Dオイルホースの先端に付いているおもりの付いたアミがゴミで詰まっている。

Eオイルタンクのエアー抜きバルブが不全。
 試しにオイルキャップを緩めながら使用してみてください。
 それでオイルが出続ければエアー抜きで間違いないです。

等が考えられます。
一つ一つ確認してみてください。
A〜Eが良好なら@が濃厚とのことです。

今回上記全てチェックして、さらにオイルタンクにガソリン入れてオイル経路に通しましたが症状の改善が見られないので分解清掃に挑戦しました。

まずクラッチはずします。
はずし方は下記コンテンツ参照下さい。
こちら
六角穴のネジで固定されています、そのネジを全て外した後で−ドライバー等でこじてその四角い部品を取り外します。
開けてみると「げげっ」と言うほど切り屑詰まってました。

きれいに掃除してやります。
緑色がオイルタンクに繋がってます。
この状態でタンクに水をいれると、ここからピューっと水がでてきました。
オイルタンクからココまでは詰まってない事が確認できます。

青色が最終的にオイル出てくるところに繋がってます。
エアーダスターで拭いてやると空気が出てくるので詰まってないことが確認出来ます。

赤色の部分がオイルポンプです。

黄色の部分がオイルタンクに繋がっていてエア供給してます。
このワームギヤーが直角にポンプギヤーと噛んでいます。
クランクシャフトの回転にあわせて回る訳ですね。

オイルを少したらして、手でワームギヤーまわすとオイルが入り込んで行き出口より出てくるのでポンプ機能は正常のようです。
元に戻してチェンソーまわすとバー先端からオイル飛びました。
汚れがひどすぎてどこに詰まりがあったかはわからずですが、結果的に正常になったので良かった。

パイオニアさんどうもありがとうございました。

チェンソープロショップ流庵

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