2005年5月29日 -第5回全日本チェンソーアート競技大会IN東栄 最終日-


出場者リスト
大会二日目はチャリティーカービングです。

3時間で間伐材を使って日常生活で使用出来るものを作成します。

完成作品は全てオークションに掛けられ、売り上げの一部は義援金とされます。
クラス関係なしで落札価格で順位が決められます。

前夜、運営の内藤さんに今回の主旨をお聞きました。
「同じ杉でも少し曲がってたりするだけで市場に出せない。そんな材がカーバーの手に掛かれば素晴しい作品になるんだ!ってことをお客さんに魅せてあげたい。」と熱く語ってくれました。
資源の有効利用!全く同感です。
カーバーとしても材を使い放題というのはパラダイスです!

チャリティ−カービングに関しては今年初めての試みでもあり、材の種類も大きさも事前に発表されてなかったので何を作るか考えてなかった。

前日の夕方、カーバーはそれぞれ山と積まれた間伐材を自ら必要な分だけ切りだした。

実用品ということで、私はベンチを作ることにした。
一人でカービングベンチを作った事はなかったし、まわりのひとには「ベンチを3時間で一人で作るのはたいへんだよ」といわれたが材もふんだんに使えるのでチャレンジしたかった。


丸太の半割→ホゾ、ホゾ穴の墨付け→ホゾ、ホゾ穴の加工はめ合い調整で1時間ほど掛かる。
残った2時間で両側にフクロウとウサギをそれぞれ彫る。
休憩する間もないし、ホゾのはめ合いには一人で何度も材を動かすので疲れる。
しかし、木っ端が出るたびに運営スタッフの方が掃除をしてくれるのでその度に「がんばらねば!」と気合いを入れ直してラストスパートをかける。

どうにか完成する事ができた。
このタイプ(ホゾ穴加工した)のカービングベンチを仕上げたのは栗田師匠と私だけのようであった。
完成後なんとも言えない達成感で独り悦にいる(笑
オークションをまつ沢山の作品。
どれも力作揃いで、お客さんの目をひいている。
この人がいなくてはオークションははじまりらない。
名物男にいちさん。
前夜オークションの極意を聞きました。
それは「お客さんと心が通じ合うこと」とのこと。
作品のベンチに腰かけたり、作品をひきたてるのもお上手です。

このベンチは栗田師匠作。
さすがです。仕事量のちがいを痛感されられます。
もちろん最高落札価格でおとされました!

オークションのあとはブライアン師、最後ののショー。
作品はインディアンです。

360度観客にみえるように、すこしずつ回しながら仕上げてました。
デモの勉強になりました。


そして表彰式です。結果は。
伊東さんメイン初級5位入賞!
近藤さんメイン中級5位入賞!
アキちゃん上級5位入賞!

私は上級7位で入賞ならず(涙
でも初のプロクラス挑戦としては好成績!と自己満足してます。
なんせ、周りは格上ばっかりでしたからね〜(汗


ピープルズチョイスはもちろん清水國明師匠!

そして栗田師匠は。。。
今年もチャリティーカービング優勝!!
メインカービング3位入賞!!

皆さんおめでとうございます!次回は私も入賞するぞ!
↑コレって去年と同じコメント(笑


今年の表彰式でみんなに感動を与えたのは、マスターズチョイスを受賞されたREIさん
専業主夫でプロカーバーを続けるREIさんと、それを支える家族の姿には感動しました。
妻子を持つ身として色々と考えさせられました。
私も愛する家族と共にカービングを続けていければ!!とおもいます。

今年も運営に携わったみなさんには大変お世話になりました。
素晴しい出会い、思い出をありがとうございました。
また来年もよろしくお願いします。



大会作品や風景は運営スタッフとしても活躍された永原さんがアルバム公開されてます。是非ご覧下さい。
ページ作成にあたりdonさん永原さんの写真を掲載しました。ありがとうございました。

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