目指せ!究極のソーチェン目立て2007年12月13日

目立てに関しての基本的な情報はまずこちらをご覧ください。
基本的なことをわかりやすく説明されてます。
http://www.pref.okayama.jp/norin/rinsei/mini_kouza/moritoki-koza-06-3.pdf

さらに詳しく目立てを知りたい方には、この本を読むことをお薦めします。(目立てのバイブルです。)基本的なことが全て書いてあります。

・図書)ソーチェーンの正しい目立て
    価格:¥900
 
 ・ビデオ)ソーチェーンの正しい目立て
    価格:¥32,000
 
購入の申込は、林災防の各都道府県支部までお願いします。
各都道府県支部の連絡先
私の目立て方法
使用道具:目立てヤスリ、やすりハンドル 、目立てクランプ、手袋、赤のマジック

1.まず目立てクランプでバーを固定する。
2.赤のマジックで刃に目印つける。(どこまで研いだかわかるため)
3.手袋した手で刃を押さえる。
4.目立てヤスリでしっかり摺る。(角度はやすりハンドルで確認しながら。)
しっかり刃を固定して上刃に刃をつけることを意識しながら摺る。(矢印の方向に力をいれる。)
横刃は意識しなくても勝手に刃がつく。
刃にキズが無い場合は2〜3回摺る。
刃にキズがある場合はキズが無くなるまで摺る。(石や土を切ると表面のメッキがはがれるので、はがれたところまで削らないといけない。)

ポイント
1、固定。

両手でヤスリを保持するのが基本ですが私は固定のほうをしっかりしたいので手で刃をしっかり固定します。刃で怪我するといけないので手袋をはめてます。
2.まっすぐに摺る
特に片手の場合は、脇をしめて手首とひじが一直線になるようにして摺らないとぶれる。
ぶれると上刃が丸く湾曲して切れなくなる。(上刃が一直線になるように仕上げる。)

ワーキングポイント(刃の先ちょ)に爪をあてて引っかかるかどうかで刃が研げたか確認をする。
刃が爪にささらず滑るようでは研げていない。

2008.6.27追記
東栄大会で林さんの目立てみたら上記と同じやり方でした(^^
ソーチェンの張り加減

強く張るとバーの偏摩耗やスプロケットの過摩耗が起こります。チェーンも摩耗しますし、エンジンの負担も大きくなります。

また緩く張ると高速で回転しているチェーンのたるみによってチェーンがバーを絶えず
叩いている状態になります。
バーが一部分だけ凹んでしまうのはそのせいです。

カービングバー(ハードノーズ)の場合
バー中央部のチェーンを引っ張ってチェーンの足が3つバーから離れるくらいの張り具合が理想です。
(ドライブリンク3つくらい離れるくらい。)
先端滑車入り(スプロケ入り)の場合
強く張っても、手で軽くチェーンを廻すことが出来ればOK。
さらに目立てを極めたいと言う方は

出来杉計画さんのブログ
http://www.deki-sugi.com/up/cat6948602/index.html

与作さんのブログ
http://indian-rivea.cocolog-nifty.com/master/2006/12/post_8d9e.html

上記を読んで勉強してください。

目立てのやり方は自由です。
要は切れればいいだけです。
理論よりも目立てして実際に丸太を切って調子を見ることが重要です。
画像はカービングの神様のブライアンルース師ですが、目立てのは刃の先の方からヤスリを入れてました。バリが出ないようにするためだと思います。
目立て自体はわりとルーズな感じ(悪くいうと適当)でしたが完成した作品みると非常によく刃が切れてるのがわかります。

栗田師匠もわりとルーズな感じで研いでましたね。
カービングに限定するなら刃さえつけば角度はルーズでいいのかも?
ただ作業中でも頻繁に目立てはされてます。


目立ての上手い人のチェンソーを借りて切れる刃を体感しておくことも重要ですね。
(自分では切れてる・・と思いこんでる場合もあるので)

2008.2.22追記
刃先から目立てしてるひとがいました!
山形のヒロ君がブログにUPしてましたが、残念ながらいまは見れません。
方法としてはオレゴンのヤスリガイド(レールのようなガイド)を使って刃先から研いでました。
チェンソーの前から研ぐことによって左右の刃の角度を揃えられるそうです。
左右の刃を左右それぞれの手で研ぐこともしてました。(私も右左持ち替えます。)
直接本人に聞いた話では「ワーキングポイントをなるべく外側にもっていくよう意識している。」そうです。
(刃を入れたときの溝が広くなるよう。)

が!その後さらに新しい方法を知りました。全く新しい発想の目立てです。
http://blog.omkihan.shop-pro.jp/?day=20080124
http://blogs.yahoo.co.jp/lancastor6_123/27210264.html
http://blogs.yahoo.co.jp/lancastor6_123/27271017.html
1.通常の丸やすりで目立てする。
2.仕上げに平やすり(4面がヤスリの特殊なやすり)で刃先から1回摺る。
この方法だとカンナやノミを砥石で研ぐのと同じ理屈になります。

2008.6.27追記
面白い動画みつけました。
刃先から研ぐ方法です。やはりアメリカではメジャーなやり方なのでしょうか。
http://jp.youtube.com/watch?v=lkSYov5jcO0

ソーチェンのカスタマイズの資料が必要なかたはこちらまでメールください。
チェンソープロショップ流庵                                                 

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