2011年8月13日〜14日 -被災地復興支援 仙台市宮城野区にてチェンソーアート実演&体験講座-

2011年8月21日付け丹波新聞

8月12日 20時 丹波市発行の災害派遣等従事車両証明書を手に出発。
8月13日 7時 仙台市宮城野区蒲生 吉田さん宅到着。
吉田さんは地元NPOのまとめ役として活動。
吉田さん宅は1階全て浸水現在も修復中。←こちらの宅に今回宿泊させていただく。
付近は下水処理がされてないため悪臭とハエが大量発生していた。
実演の準備開始。
2時30分 仙台市立岡田小学校にて『岡田復興盆踊り』が開始される。
スタッフの方々の背中には「がんばっぺおかだ」の文字、私の背中には「大地震のバカヤロウ」の文字。
2時46分 黙祷の後チェンソーアート実演開始。
東北、関東、関西から17名のカーバーが出演。
津波で流された赤松を彫る。

出演カーバー(敬称略)
それぞれのブログ記事にリンクしていますので、ご覧ください
岡山県 MARU
岡山県 ゲド
兵庫県 木こりオヤジ
兵庫県 ムラタ
兵庫県 塚原吉智
京都府 イトモク
大阪府 S志
大阪府 たにやん
千葉県 栗田宏武
栃木県 竜太郎
福島県 UME
宮城県 佐藤
宮城県 音やん
宮城県 和田
宮城県 にっしゃん
宮城県 高橋
岩手県 与作
サポーター(敬称略)
千葉県 Tsuru
千葉県 カメラマンki76u
千葉県 小倉
宮城県 五十嵐主人
宮城県 五十嵐奥様
宮城県 富谷の佐藤


18時 各団体の代表挨拶。
丹波チェンソーアートスクール代表として挨拶させていただいた。
「岡田地区の復興への前向きな姿勢に感動した。チェンソーアートの実演がひと時の癒しになってくれれば我々の喜びでもあります。ご覧頂きありがとうございました。」
20時30分 作品抽選会10名の方にプレゼント。
残りの作品は小学校の通学路に設置されて今後、子供達を見守っていく。
二人組みの女性から「このフクロウが一体何人の癒しになるのかと思うと、
感謝の気持ちで一杯です。ありがとうございました。」と御礼をいわれる。
「東北に来て良かった。」と心から思った。
8月14日 9時 いちはら自然楽校栗田師匠のログ講座が始まる。
私達はチェンソーアートの体験の準備をはじめる。
10時 「抽選にもれたけどフクロウが欲しい。どうしても玄関に置きたい。」という人達が次々に訪れてきた。
11時 チェンソーアート体験希望の若者もやってきた。
27歳の若者で仙台市若林区荒浜から自転車で一時間掛けてやってきたという。
ものづくりで被災地復興に取り組むNPOに所属し、今まで仮設住宅400軒分の表札を作ったそうだ。
沢山の仮設住宅に癒しを与えて欲しいと思い、クマやチェンソーアートでの表札の作り方を教える。
その後も吉田さん夫妻他計6名の男女が体験講座を受講。
同時に注文作品の制作もカーバー皆で手分けして彫った。
出来た作品を受け取った人は皆喜び深く感謝してくれた。
この地にチェンソーアートが必要とされている事を実感した。
15時 とりあえず中締め。
栗田師匠の挨拶の後、吉田さんから「これを機会に蒲生で自然楽校を立ち上げ、皆でチェンソーアートを続けていきます。」と力強い言葉、一同笑顔で拍手を贈る。
その後も熱い日差しの中、沢山のチェンソーが鳴り響いた。
18時 日没前に地元の方の案内で近くの海岸に視察に行く。
何百軒もの住宅が流された跡。津波で潰された学校。根こそぎ倒された松。砂浜に見渡す限り延々と積まれた漂流物。
地元の方の話を聞く。
「友達は海を見ていたら壁(津波)が迫ってきて慌てて逃げて助かった」
「震災4日後に浜に行くとご遺体があちらこちらに。自衛隊も生存者捜索優先で手がつけられない。この世終わりを感じた。」
とにかく日本人皆がまずはこの現実を見に行くべきだと思った。
20時 出発
8月15日 7時 帰宅

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